お客様にご満足頂けない場合にいつでもご解約できる仕組み作りを構築することが、「三方良し」にもつながると前回の記事で書きました。
その話にもつながるのですが、当社が大事にしていることとして「当社が抜けても事業継続できる準備をしておくこと」を意識しています。
ホームページ制作を依頼するときに気をつけること
どういうことかというと、特にホームページ制作会社によくある話なのですが、お客様がホームページをリニューアルしたいという要望をいただいたときにコンペに負けてお客様が競合他社を選んだとします。
その際に、現在のホームページのデータを渡さない企業が稀にあります。
データの所有権がお客様ではなくホームページ制作会社に所属すると契約書に明文化されているケースもあれば、単純に嫌がらせとして連絡が取れなくなるケースもあり、データを渡さない理由としては様々なのですが、なんにせよお客様が困るわけです。
零細企業だから心がけること
当社のように規模が小さい会社は特に、お客様の事業継続について考える必要があります。
先の例のように悪意はないにしても、経営者が病気で業務ができない場合に対応ができなくなるのではお客様が困るのです。
ですので、イザという時の場合にマニュアル化をしておいたり、使用しているデータを共有しておいたり、できる限りのリスクを最小限にしておく必要があります。
大手企業との違いを大きなメリットとして受け取ってもらう
大手の安心感は属人性がない部分です。誰か社員が辞めても代わりの社員が担当します。
なので、お客様の事業継続に影響はないのですが、ひとつ気にしておいてほしいのは、例えば営業担当者やサポート担当者との相性がいい場合です。
代替性があるといっても代わりの担当者との相性を保証するものではありません。
相性という形で担当者に依存してしまうのであれば、大手企業に割高に支払うよりも、小さな会社に依頼したほうがコスト的にもメリットは出ます。
その場合には、事業継続の観点から小さな会社に依頼するリスクが抑えることができるかどうかを考慮していただければと思います。
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